気仙沼ニッティングの
レターセットは、蛇腹便箋です。
1枚だけ切りとって、
一筆箋として使うことも、
何枚も続けて、
長いお手紙を書くこともできます。
紙の老舗、榛原さんとつくりました。
イラストは、荒井良二さん。
気仙沼ニッティングのお店
「メモリーズ」の風景です。
2015年3月、
荒井良二さんが気仙沼にやってきました。
「ほぼ日刊イトイ新聞」のみなさんとともに
気仙沼をお散歩し、
その風景をスケッチにおさめてくれたのです。
荒井良二さんは、気仙沼ニッティングの
お店「メモリーズ」にも足を運んでくれました。
「メモリーズ」は海の見える丘の上にある、
小さな青い色のお店です。
荒井さんは、木々に囲まれたそのお店や、
店内に飾られた色とりどりの手編みのセーター、
それに、窓から見える海と船を、
さらさらと色鉛筆でスケッチしていきました。
そのスケッチがあまりにも素敵で、
「こんな絵の入った
便箋があったらいいな。
それで、手紙を書きたいな」
と思いました。
そこで、荒井良二さんにお願いして
つくらせていただいたのが、
この気仙沼ニッティングのレターセットです。
荒井良二さんの描いた気仙沼が、
絵手紙の絵のようにあしらわれています。
気仙沼ニッティングのレターセットは、
東京・日本橋で二百年以上続く紙の老舗、
榛原さんとつくりました。
「蛇腹便箋」という形をしています。
蛇腹便箋は、
現代の巻紙とも呼ばれます。
蛇腹に折りたたまれた
便箋の折り目ごとに
ミシン目が入っていて、
好きなところで
切りとることができるのです。
1枚だけ切りとって、
一筆箋として使うことも、
何枚も続けて、
長いお手紙を書くこともできます。
便箋の大きさにとらわれず、
好きなだけ書いて、
書き終わったところで切り取って、
たたんで封筒に入れられる。
贈り物にひと言だけそえたいときも、
伝えたいことがたくさんあるときにも、
蛇腹便箋はちょうどよく使うことができます。
気仙沼ニッティングは、
手編みのニットの会社です。
地域のプロの編み手さんが編んだ、
手編みのセーターやカーディガンを
お客さまのもとにお届けしています。
でも、お客さまと編み手の間をつなぐのは、
ニットだけではありません。
実は、お手紙も、
たくさん行き来しています。
気仙沼ニッティングの「MM01」は、
オーダーメイドのカーディガン。
お客さまからいただいた
サイズやご要望にもとづいて、
編み手が一着ずつ、一から編み上げます。
そんなMM01のお届けの際には、
編み手からの手紙もそえられます。
「深いネイビーの似合う
素敵な方なのだろうなと想像しながら、
楽しみに編みました。
どうぞたくさん着ていただけますように。」
また、ニットを受け取ったお客さまから
編み手にお手紙をいただくこともあります。
「この週末に、『エチュード』を
実家に着て行きました。
すると母が、僕の着ているセーターを見て、
『あなた、今日いいもの着ているわね』
と言いました。
母に服をほめられたのは、
初めてのことでした」
ニットとともにやりとりされるお手紙は、
お客さまと編み手のご縁をつないでくれます。
気仙沼ニッティングのレターセットは、
そんな風に手紙を書く私たちが
「こんなレターセットがあったらいいな」
を形にしたものです。
用件をさっさとメールで送ることも、
電話をして口頭で伝えることも、できる時代です。
それでも、手紙には、独特のよさがあります。
ペンを持ち、相手のことを
想像しながら手紙を書く時間は、
楽しいものです。
その人らしい手書きの文字で
つづられた手紙を読むのもまた、
うれしいものです。
手紙は、書く人と、受け取る人、
両方に、「うれしい気持ち」を生んでくれます。
気仙沼ニッティングのレターセットが、
あなたと、あなたの大切にする人の
「うれしい気持ち」のお役に立てますように。
気仙沼ニッティングのレターセットは、
荒井良二さんのイラストの入った蛇腹便箋。
日本橋の老舗、榛原さんとつくりました。
荒井良二さんの描いた気仙沼ニッティングの風景が4枚つづりになっています。
好きなところで切ってお使いいただけます。
数量:便箋90枚 封筒10枚 オリジナルカバー付
サイズ:縦21.1cm 横9.1cm
適した筆記具:ボールペン、万年筆
価格:1,760円(税込み)
送料:370円(税込み)